キャットフードはどう選ぶ?

シャム猫用キャットフード

体型維持と被毛に配慮する

すらっと長い四肢に、筋肉質でスリムな体型を持つシャム。
筋肉の発達に欠かせない、チキンや七面鳥などの肉が中心のキャットフードを中心に与えます。

身軽で、筋肉が発達しているため運動量も多いため、キャットフードに関節ケアができる成分(グルコサミン、コンドロイチン)が含まれていると安心です。
高たんぱく・低カロリー食で良質なたんぱく質を摂取するとともに脂質をできるだけ抑え、スマートな体型の維持に努めましょう。
シャムは短毛種ですが、密集した被毛が身体を覆っています。
美しい毛並み・毛艶のために、アミノ酸、ビタミン、オメガ3、オメガ6脂肪酸をバランスよく摂取させることが理想です。

早食いに注意!

シャム猫特有の逆三角形の顔の形が、食べるスピードを早くしてしまいます。
よく噛まずに丸呑みするように食べるせいで、食後すぐに吐き戻す子も多いようです。
吐き戻しが多いようであれば、フードのキブル(粒)の大きさや形を変えたり、消化が良いフードに切り替えたりすると減るかもしれません。
また、早食い防止皿も売られていますので、器にも気を配ってあげましょう。

食事でシャムがかかりやすい病気に配慮する

もともと猫がかかりやすいといわれる肝臓病のリスクは、シャム猫だと2倍になるというデータがあります。
シャム系の猫は、アミロイドーシスという慢性腎不全などの腎臓の病気を引き起こす恐れのある肝臓の病気になりやすいのです。
腎臓・肝臓病予防として毎日の食事で気をつけられることは、リンやナトリウムの塩分摂取を控えることです。
塩分を控えれば、そのような疾患の症状の進行を抑えられます。
先ほど触れたオメガ脂肪酸も、腎臓病の予防としても効果がある栄養素ですから、積極的に摂取させたいですね。

通常のフードと組み合わせるなどして栄養バランスのよいキャットフードを選ぶことを心がけましょう。