キャットフードはどう選ぶ?

胃腸ケア対応キャットフード

避けたい!こんなフード

胃腸が弱い猫には、消化がしやすく栄養吸収がしやすいキャットフードが最重要です。
具体的には以下のようなフードを避けることです。

■猫が消化しづらい原料
消化が難しい穀物(トウモロコシ、白米、大豆など)や、食物繊維(表示はされていないが、穀物が多いフードに含まれる)が原材料に多く使われるフードは避けましょう。
穀物を多く含むフードは、健康な猫にとっても穀物アレルギーや消化不良が心配です。

たんぱく質の割合が低いキャットフード
たんぱく質の割合が低いと、消化吸収率が低くなるため胃腸にとって負担となります。

■添加物の多いフード
着色料、酸化防止剤などの添加物がたくさん使われていると、猫の身体に合わないためうまく消化できず、便の異常や吐き戻しの原因となっている場合があります。
また、人間と同じようにオリゴ糖、乳酸菌などが入った腸内環境を整えられるフードも効果的です。

効果的な与え方

胃腸ケア用フードに変えたうえで、こんな与え方をすればさらに効果的です。

■ドライフードはふやかして与える
あらかじめやわらかくしておくことで、消化吸収をよくします。

■食事の回数を増やす
一回に与える食事量を減らし、回数を増やすことで胃腸への負担を軽くできます。

ウェットキャットフードとドライキャットフードの割合を変えてみる
どちらかだけを与えるのではなく、両方をバランスよく与えることで改善できるかもしれません。

■大容量のフードではなく小分けのフードに変える
どんなに良いフードを買っても、一度開封したフードの油は、古くなって酸化すると、お腹を壊してしまいます。
常に新鮮なものを与えましょう。

軟便、下痢、吐き戻しの多い子で、病院の検査に異常がないのであれば、フードが合わないのかもしれません。
現在はメーカーごとに消化器系の療法食が販売されています。
獣医師と相談しながら、胃腸ケア対応フードを与えて改善を図りましょう。