キャットフードはどう選ぶ?

ウェットフードのメリット・デメリット

メリット

・フレークタイプ、パテタイプ、シチュータイプなど種類が豊富
・猫に一番必要な栄養素のたんぱく質が多く摂れ、炭水化物が少ない
・やわらかく食べやすい
・消化しやすい
・低カロリーのものが多い
・水分が多く含まれ、水を飲まない猫の水分補給にもなる
・肉や魚の食感が楽しめ、嗜好性が高い
・個別包装になっているので長期保存に向いており新鮮
・ドライフードよりも添加物が少ない

デメリット

・総合栄養食ではないものが多く、他のフードと組み合わせて与える必要がある
・やわらかいので、あまり噛まずに食べられるため顎が弱くなる
・ドライフードよりも割高、量が少ない
・開封後は保存できない
・母猫、仔猫など高カロリーキャットフードが必要な猫には向かない
・歯石が付きやすく、口臭の原因になりやすい
・柔らかいので噛む必要がなく、顎が弱くなる
・ドライに比べカロリー数が少ない
・消化がよい分、腹もちが悪い

水分を含むウェットフードは、水分不足から発症しやすいFLUTD(猫下部尿路疾患)にも配慮できます。
やわらかく、消化しやすいので、仔猫や高齢の猫など顎があまり強くない子やおなかの調子が良くない子にも与えやすいです。
しかし、噛む必要がないため顎を鍛えたい成猫への与えすぎには注意が必要です。
すぐに使いきれるのであれば、開封後に保存することを考えられていないので、保存料が入っておらず安心です。
低カロリーなので、体重が気になる猫にはダイエット食になりますが、ウェットフードだけでは一日に必要なカロリーや栄養が足りない場合もあります。
他のフードと組み合わせるか、最近は総合栄養食のウェットフードも増えてきたので、与える際には栄養が充分かチェックする必要があります。

ウェットタイプのフードなら、グルメな猫にとって、色々なタイプや味、食感のものを与えてもらえるのは食事に変化がついて嬉しいですね。
ウェットフードに限らずそれぞれのキャットフードのタイプにはこのようにメリット、デメリットがあります。
悪い面を補い合えるよう、他のタイプと組み合わせるなど工夫してバランスよく与えるようにしましょう。