キャットフードはどう選ぶ?

キャットフードに入っていても大丈夫な添加物

これなら大丈夫!自然由来の添加物で安全なキャットフードを

添加物と聞くと、身体に悪いものを思い浮かべる方は多いでしょう。
実は愛猫に安全なフードを与えるために、必要な添加物もあるのです。
ドライフードなどの開封後に保存することが考えられるフードにとっては、化学的に作られたのではなく、自然の原料からできた保存料であれば、保存料を全く入れないよりも安心なのです。
なぜならドライフードに使われる動物性油脂は酸化しやすく、酸化防止剤で酸化を防がなければ、古い油脂が有害な物質に変わってしまうからです。

自然の原料からできた保存料(天然抗酸化物質)

■ビタミンE、C
ペットフードだけでなく人間の食品や飲み物にも使われている一般的なものです。
木の実や種、全粒穀物などの植物精油脂に多く含まれます。
これらはキャットフードの裏面にミックストコフェロールと記載されている場合もあります。

■クエン酸
梅干しや柑橘類など、酸味のある食べ物に含まれています。
お弁当に梅干しを入れて保存するのはおなじみですが、同じ原理です。

■ローズマリー抽出物
ハーブの一種、ローズマリーというシソ科の低木の葉や花から抽出したエキスです。
ローズマリーは、鉄分やビタミンB6を含み、猫の体内で抗酸化作用も果たします。

■緑茶抽出物(カテキン)
緑茶は抗酸化作用に加え、消臭効果のあるカテキンやテアニン、サポニンを含んでいます。

■コーヒー豆抽出物(クロロゲン酸)
コーヒーの種子から抽出したエキスで、クロロゲン酸やポリフェノールを多く含みます。

このように一見素晴らしい天然の酸化防止剤ですが、メリットばかりではありません。
天然の酸化防止剤は化学的な酸化防止剤に比べると保存期間が短いのです。
大量購入せず、なるべく短期間で消費しきれる量の物を選ばなければなりません。

開封してから使い切るまでに時間がかかるドライフードに、酸化防止剤は欠かせない添加物です。
なるべく自然のものから得られる酸化防止剤で、安全に保存できるフードを選びましょう。

【参考】
キャットフード選びの基本:http://xn--nck1bpe3d4d0i.tv/QandA.html